マッチングアプリと出会い系アプリの違い7選｜実は同じなの？

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「マッチングアプリと出会い系アプリの違い」について分かりやすく解説していきます。マッチングアプリと出会い系アプリどちらを使えばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

マッチングアプリと出会い系アプリの定義

結論から言うと、マッチングアプリと出会い系アプリは別物です。

「男性と女性が出会うためのアプリ」という点では同じですが、実はそれぞれ中身や特徴が違っているんですね。

両者の違いを理解せずになんとなくアプリを選んでしまうと、なかなか理想的な相手に出会えなかったり、必要以上にお金を使ってしまったりと、様々なデメリットが生じるかもしれません。

だからこそ、当記事を参考にしながら「マッチングアプリと出会い系アプリの違い」をしっかりと頭に入れておきましょう。

まずは「マッチングアプリと出会い系アプリの定義」をそれぞれご紹介します。

マッチングアプリとは｜透明性重視

マッチングアプリとは、恋活・婚活・デートといった健全な出会いを目的とするサービスです。

基本的には本人確認が必須であり、運営事務局が定期巡回・監視しているため、安全性や透明性が非常に高いです。

また、月額課金制であり、プロフィールの閲覧やメッセージの送受信などは無制限にできます。

共通の趣味で盛り上がりたい人・結婚前提の真剣な出会いを求めている人・気軽に焼肉デートがしたい人など、多種多様な男女が登録しているので、自分にとって理想的な相手と出会いやすいでしょう。

なお、代表的なマッチングアプリとしては、以下が挙げられます。

出会い系アプリとは｜匿名性重視

出会い系アプリとは、より気軽でフランクな出会いを目的としたサービスです。

通常は従量課金制であり、「1pt＝100円」みたいな感じでポイントを購入し、メッセージの送受信を行います。

2,000年代のインターネット初期時代に生まれた「怪しい出会い系サイト」はほとんど淘汰されており、現代でも生き残っている「有名な出会い系アプリ」は、基本的には大手企業が運営しているものです。

そのため利用者も多く、昔のような怪しさ・危険性は少なくなっていると言えるでしょう。

しかし、本人確認は必須ではなく匿名で利用できるため、サクラや業者が多いのは難点です。気軽に始めやすい一方で、トラブルに巻き込まれる可能性も0ではないので注意してください。

代表的な出会い系アプリとしては、以下が挙げられます。

※法律上は同じもの（まだ区分されていない）

上述の通り、マッチングアプリと出会い系アプリは完全に別物です。

ただし、法律上では「マッチングアプリ」や「出会い系アプリ」という用語は存在しません。

現状、どちらも「インターネット異性紹介事業に該当するサービス」として扱われているため、少なくとも法律上は、まだマッチングアプリと出会い系アプリは区分されていないことになります。

マッチングアプリと出会い系アプリの違い7選

それでは「マッチングアプリと出会い系アプリの違い」について、より具体的に見ていきましょう。

主な違いは、以下の7点です。

	マッチングアプリ	出会い系アプリ
1. 主な利用目的	健全な恋活・婚活	気軽な出会い
2. 料金システム	月額課金制	従量課金制
3. 本人確認の有無	あり	なし
4. 既婚者OKかどうか	NG	OK
5. サクラの多さ	少ない	多い
6. 運営会社	信用度が高い	怪しい会社もある
7. 安全性	高い	低い

主な利用目的

マッチングアプリの主な利用目的は、健全なデート・恋活・婚活です。

もちろん人によって異なりますが、基本的には、健全な出会いを求めている登録者が多いので、安心・安全に利用できるでしょう。

一方で、出会い系アプリの場合、遊び目的で登録している人が多いです。

「気軽にフランクに出会いたい」「体目的で出会いたい」「不倫願望がある」みたいな人も多いので、真剣度は低いですし、トラブルに発展しやすいので注意してください。

料金システム

マッチングアプリの料金システムは、基本的に「月額課金制」です。

月額料金を支払えば、プロフィールの閲覧・いいね・メッセージの送受信など、マッチングアプリの機能を全て無制限に利用することができます。

【代表的なマッチングアプリの月額料金】
ペアーズ	男性：月額1,650円～3,700円 女性：基本無料
タップル	男性：月額1,817円～4,400円 女性：基本無料
With	男性：月額1,833円～3,600円 女性：基本無料

一方で出会い系アプリの場合、基本的には「従量課金制」です。

「1pt＝100円」みたいな感じでポイントを購入し、そのポイントを消費して、いいねやメッセージの送受信を行います。

出会い系アプリの機能を使うたびにお金がかかりますが、逆に、機能を使わなければ料金は発生しません。ゆえに、「一定の月額料金を支払うのは嫌だ」「とりあえず2～3日だけやってみたいんだ」という方は、出会い系アプリに挑戦しても良いでしょう。

【代表的な出会い系アプリのポイント料金】
ハッピーメール	1P = 約10円
PCMAX	1P = 10円
ワクワクメール	1P = 10円

本人確認の有無

マッチングアプリでは、原則的に本人確認・年齢確認が必須となっています。

公的身分証明書（運転免許証やマイナンバーカードなど）を提出し、本人であることを証明しなければなりません。

一方で、出会い系アプリの場合は、基本的に本人確認・年齢確認が必要ありません。詳しくは後述しますが、それゆえに危険性が高いので、十分に注意するようにしてください。

既婚者OKかどうか

マッチングアプリの場合、原則的に既婚者の利用はNGです。

真剣に恋活・婚活をしている利用者が多く、あくまでも健全な出会いを目的としているからです。もし既婚者がマッチングアプリに登録した場合、すぐにペナルティが課され、利用停止措置が取られてしまうでしょう。

しかし、出会い系アプリの場合は、既婚者の利用は特に制限されていません。

サクラの多さ

もうお分かりかと思いますが、マッチングアプリの場合、基本的にサクラや業者は存在しません。

そもそも身分証の提示や本人確認手続きが必要なため、怪しい人は登録することができません。また、大手のマッチングアプリは、24時間365日の監視体制が整っているため、常に悪質なユーザーを排除しています。

一方、出会い系アプリの場合は、残念ながらサクラや業者が多く存在しています。

本人確認が必要ないため、要は誰でも何度でも登録できてしまうわけです。

このような被害も多く見受けられるので、十分に気を付けましょう。

運営会社

ほとんどのマッチングアプリ運営会社は、上場企業もしくはそのグループ企業です。

利用規約やガイドラインが明確で、運営体制もしっかりと整備されています。

【代表的なマッチングアプリの運営会社】
ペアーズ	株式会社エウレカ ※Match Groupの子会社
タップル	株式会社タップル ※株式会社サイバーエージェントの子会社
With	株式会社with ※株式会社エニトグループの子会社

もちろん出会い系アプリの場合も、信用度の高い企業が運営しているケースがほとんどです。

しかし、実は、怪しい会社が運営している怪しい出会い系アプリも存在しています。管理体制が甘く、悪質業者がたくさんいるようなアプリも見受けられますので、十分に注意してください。

よく分からない会社が運営している出会い系アプリは、できる限り避けることをおすすめします。

安全性

これまで説明してきた通り、マッチングアプリの安全性は非常に高いです。

信頼度の高い企業が運営していて、何よりも本人確認・年齢確認がしっかりと行われているので、安心・安全に活動することができるでしょう。

一方で、出会い系アプリの場合、安全性は低いと言わざるを得ません。本人確認・年齢確認は必須ではなく、サクラ・業者・既婚者でも登録できてしまうため、危険なトラブルに巻き込まれる可能性があります。

もし出会い系アプリに興味があるのなら、「信頼できるアプリか」「安全性は高いか」を必ずチェックしてから登録するようにしてください。

まとめ｜マッチングアプリと出会い系どちらを選ぶべき？

「マッチングアプリと出会い系アプリの違い」について分かりやすく解説しました。

• マッチングアプリ：恋活・婚活・デートといった健全な出会いを目的とするサービス
• 出会い系アプリ：より気軽でフランクな出会いを目的としたサービス

主な違いは、以下の7点です。

	マッチングアプリ	出会い系アプリ
1. 主な利用目的	健全な恋活・婚活	気軽な出会い
2. 料金システム	月額課金制	従量課金制
3. 本人確認の有無	あり	なし
4. 既婚者OKかどうか	NG	OK
5. サクラの多さ	少ない	多い
6. 運営会社	信用度が高い	怪しい会社もある
7. 安全性	高い	低い

「とにかく安全に出会いたい」「真剣に恋活・婚活したい」「みんなが使っているアプリを使いたい」という方は、迷わずにマッチングアプリを選びましょう。

「どうしても月額課金は無理」「今は軽く遊びたいだけ」という方は、出会い系アプリに登録してみてください。